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リレーストーリー小説【マリユメ】 第八話「発見されり」



リレーストーリー小説【マリユメ 】
第八話 「発見されり」
著者:マリーナ





〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


一瞬の出来事であった。


マリーナがダストンの屋敷を出ようとしたその時、


突如、屋敷の外が騒がしくなりはじめた。



外に駆け出したマリーナたちは、その音が町の人たちの悲鳴だと気付いた。



チリ「どうして魔物が町の中まで…」




屋敷の前の広間には、アークデーモンやデビルプリンスの悪魔族が、ダストンの屋敷に顔をむけ立っていた。



魔物は全部で10匹ほどだが

その魔物達の中心に仮面をつけた男がいる。

彼が今回の騒動の主犯格なのだろうか





「そこにあったのか…」



仮面の男はそういうと

マリーナの持っている双角を指差した。





仮面の男「それをこちらによこせ。」





チリ「…!」




マリーナ「…あいにく、これは私がたったいま貰ったものでね。」





仮面の男「…」





マリーナ「代わりにこいつをやるよ…!」






そういうと同時に、

マリーナの右手から出された炎が

仮面の男の横にいる魔物に襲いかかった。





仮面の男「…ほう。詠唱無しでメラゾーマを打てるのか。なかなかの手練なのだな。」




骨になって燃えていく魔物に動じもせず、男は呟いた。





マリーナは仮面の男の言葉に耳を傾けず、


ひたすら呪文を唱え続け、敵を倒していく。






敵が動き出す前に、街に被害が出る前に
少しでも多くの敵を倒さなければ…




1,2,3,4…





マリーナは倒した敵の数を黙々と数える。




しかしそんなマリーナの猛攻の中、



仮面の男だけはまるで傍観者のようにそこに立ち尽くしていた。




敵を倒せば倒すほど、マリーナは不安になっていった。


仮面の男の強さがはかりしれない。




どうにかこの場を切り開く方法を考えなければ…





仮面の男以外の敵を倒した時、仮面の男は口を開いた。




仮面の男「すごいや、まさか全員倒しちゃうなんて!君はこの街の勇者だよ。」






マリーナ「…能書きはいいから、この角を何に使うか教えなさい。」






仮面の男「いやいや!これは大事なことだよ。」





仮面の男「見てくれ!この街の人の!君への熱い眼差しを!」






街の人は、マリーナが仮面の男以外の魔物を倒したことにより、安堵の表情を浮かべている。



自分の街を守ろうと武器を手にしてる者もいる。






仮面の男「どうやら私は歓迎されてないようだねぇ。」





そういうと男は深く息をつき、右手に魔力を集めはじめた。






まずい。そう思った頃には既に遅く、男の魔力は街に放たれ、広場の噴水があった場所にはまるで月面のクレーターの様な、大きな穴が開いていた。






仮面の男「さぁ、言うことは聞いてくれないみたいだから。」



仮面の男「実力行使といこうか…」





マリーナ「待ちなさい!」





男が動き出す すんでの所でマリーナは声を張り上げた。






マリーナ「チリ…」




マリーナは早々と小声でチリに話しかけた。




マリーナ「これから起こることはどうなるか、私にもわからないから。街の人を誘導して早くここから逃げて。」




チリ「マリーナ、いったい何を」




マリーナ「…たんに私が助かる方法を選ぶだけよ。」





マリーナは手に持つ双角を前に伸ばし、仮面の男に歩み寄った。





マリーナ「どうやらこいつには凄い力があるみたいね。」





仮面の男「…余計なことは聞かないほうがいい。」





マリーナ「…そう、教えてくれないのね。」





そういうとマリーナは深くため息をついた。





仮面の男「諦めてそれを渡してくれないか?そしたらこのまま帰るからさ。」





マリーナ「それなら…」






仮面の男「…?」







マリーナ「試してみようかなぁー!!!」





マリーナはカッと目を見開きニヤッと笑いながら、一気に魔力を覚醒させた。






仮面の男「きさま…!ぐぅ…」





男はマリーナの不意の行動と、発する魔力にその場に持ちこたえるだけで必死だった。






マリーナはブツブツと詠唱をはじめた。





マリーナの周りに光が集まり、まるでスポッと入っていくように光の球体に包まれていった。








仮面の男「うおおおおお…」







仮面の男「やめろおおおおおおお!」








既に仮面の男に冷静さはなくマリーナに攻撃を加えるが、球体はその全ての攻撃をただ弾いていった。



そこにいる全ての者が、マリーナがいるであろう場所を見つめていた。








やがて球体が消えていった。







チリ「マリーナ…?」






球体の消えた先にいたもの




それは、頭に二つの角を生やし、



不敵な笑みをうかべ、立ち尽くしているマリーナであった…






〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・


〜第九話に続く
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