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リレーストーリー小説【マリユメ】第四話〜ガラクタのお屋敷で



リレーストーリー小説【マリユメ 】
第四話 「ガラクタのお屋敷で」
著者:マリーナ





〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



「こいつぁどうしようもないガラクタでさぁ!」



ダストン城主は感嘆の声をあげた。




ここは岳都ガタラ。




マリーナはこの町にいるガラクタ好きの

ダストン城主に会いに足を運んでいた。







マリーナ「ではこのモーグリチケットは差し上げましょう。」





ーーーー以前オルフェアの街に立ち寄った際、
モーグリという、お花が好きな種族がいた。




モーグリはお花が好きみたいで、

お花と交換で、なんに使うのかわからないこのチケットを

行き交う人々に話しかけては配っていた。






なんの使い道もなさそうなこのチケットを

これまた探し求めてるスライムがいて、
チケットと交換で珍しい物をくれる。






そしてその珍しい物を求めて、

オルフェアの街にはたくさんの人が花を持って訪れていたのだ。






世の需要と供給というものは

実になんにでも当てはまるのだなと思い知らされた瞬間である。





だが、お花をたくさん貰えて満足したのか、


いつの日かモーグリは街から姿を消し



チケットが貰えないからか、


スライムもいつの日かいなくなっていた。









「懐かしいねぇモーグリちゃん、また来ないかな。。。あ、すみません。おかわりお願いします!」






オルフェアの酒場のカウンターにいると、隣にいるドワーフの女の子が話しかけてくる。名前をエノというらしい。





エノ「実はあのチケット、三枚も残っててさ。。。交換しておけばよかったなぁなんて思ってるの。。。」




ツインテールが似合う彼女は

運ばれて来たカシスベススライムを気持ちそうに喉元に運ぶ。



まるでゼリー状のそのカクテルは、色からしてもベススライムを彷彿させる。
グラスにささっているレモンとハイビスカスのお花が実に涼しげで、
また彼女にとても似合っていた。






マリーナ「世の中は諸行無常。後悔などしても仕方ないのよ。」






エノ「そうなんだけどね…」





エノ「あ…!w」




私の返答に曖昧な相槌を見ながら、私の手元をみると突然声をあげこう言った。






エノ「ありがとう、マリーナちゃんのお陰で元気になったよ。このチケットは…記念にあげるねw」





そういって彼女はチケットを置いてまたねと立ち去った。







私はおもむろにチケットの枚数を数えはじめた。




マリーナ「1,2,3…」









マリーナ「…57,58,59…せめてあと一枚欲しいところだな…くw」





59枚のチケットを握りしめ、ぼそっと呟く。


そう、私は見事にチケットを交換し損ねたのだ。





需要と供給というのは、一方がとまると片一方は否応なく止めざるを得ない。






自分はためておいて一気に交換したい主義なのだが、まさか急にいなくなるとは…



というかモーグリはともかく
あのスライムは何でこんな紙切れを欲しがるんだ…?
なにか特殊な材質で出来ているのだろうか。



試しに一枚を少しだけ燃やしてみたが、普通に煙が立ち上がるだけで、ちりちりとチケットが燃えていくだけであった。




マスター「お客さん、火遊びは困ります。」







とまぁ、ある意味貴重といえば貴重でもあるこのチケットのやり場を考えていた檻にふと

ガラクタや世間一般的に無意味なものには目がない、ダストン城主のことを思い出したのだ。






説明したら引き取ってくれるかなと思ったが、物を見せた開口一番であのくいつきぶり



彼のガラクタ愛からのガラクタに対する先見の明は、
まるで曇りのない刃のように研ぎ澄まされている。





ダストン「しかしこんなものを59枚持ち歩いてるてるあんたも、ポツコンのクセにやりやがりますねぇ。」



マリーナ「うるさいよ。」








なにはともあれ、こちらとしても必死に集めたチケットが無駄にならずに彼の下へ行くのであればよかった。




このチケットを彼がどう使うのかは知らないがそれを詮索するのは野暮なこと。
鑑賞用なりトイレットペーパー代わりなりなんなりと使ってくれ。




用事を済ませたマリーナは彼の屋敷を出ようとした。

その時




マリーナ「……!」






ふっと誰かの視線をマリーナは感じた。




ダストン「ポツコン、どうかしたでやんすか?」







マリーナ「いや… (気のせい…?)」




疑心を拭えないマリーナは視線の元凶を探そうと、呪文を唱え辺りの気配を探したが、


特になにも感じなかったことでようやく肩をなでおろした。







マリーナ「なんでもないわ、気のせいみたい。」





マリーナ「それにしても相変わらずガラクタばかりの家ね。」





いざ辺りの気配を探ってみて改めて実感したが、ここには本当に意味のわからないものが多い。周りの人がガラクタ屋敷と揶揄するのもうなずける。




これだけいろんな物があれば変な気配の一つや二つあってもおかしくないだろう。




ダストン「おお、ポツコンには価値がわかりますか!やはりあっしが認めたポンコツでやがります!」





マリーナ「いや、全くほめてないんだけどね。。。ん?」



マリーナはふと、ガラクタ屋敷のあるものに目が止まった。




それは、何かの生き物の双角であった。。。




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

〜五話に続く
| リレーストーリー小説 【マリユメ】 | 22:00 | comments(4) | - | - |

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Comment
この続きがユメリアさんにどうつながるか楽しみです♪
2014/08/28 8:27 PM, from らいら
ーらいらさん
繋がるように祈っててくださいw
2014/08/29 5:50 AM, from マリーナ
もっとエノの出番を〜!
もっと人物描写細かく〜!可愛いとこ強調して!!
2014/08/31 2:32 AM, from エノ
ーエノたん
んー、どうすっかなー。エノたん次第だなーグフフ
2014/08/31 6:45 PM, from マリーナ










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